2020年11月10日、アメリカのマスターズトーナメントの練習ラウンドで奇跡のホールインワンが出ました。
ゴルフの素人でもわかるスーパーショットを見て、私はホールインワンが出る確率ってどのくらいなのだろうと考えました。
諸説ありましたが、この確率について考察しましたので、ご紹介します。
奇跡のホールインワン
まずはスペインのジョン・ラーム(26)がオーガスタナショナルGCで出した水切りショットからのホールインワンをご覧下さい。
16番ホールはパー3のショートコース。
ティーグラウンドとグリーンの間は池があり、グリーン周りは3つのバンカーで狙いは非常に狭く感じることでしょう。
ジョン・ラームは、見事な水切りショットを披露し、ボールはグリーン横の顎で跳ね、カップ奥へ転がります。
凄かったのはここから!
ボールはグリーンで止まるかと思いきや、カップに向かって坂を下ります。
あとはカップまで一直線!ホールインワン発生です。
ホールインワンが出る確率
私が調べた範疇では、
プロが出すホールインワンの確率は1/1000~1/5000という見解が多数。
アマチュアのホールインワンの確率は、1/12000から1/50000の見解が多い結果でした。
様々な情報ソースが発表しているホールインワンが出る確率
情報源 | ホールインワンが出る確率 |
米国 Golf Digest 誌 (1999) | PGA ツアー・プロ = 1/3,756
アマチュア = 1/12,750米国 |
Golf Digest 誌 (2000)
Francis Scheid, Ph.D. (Boston University) |
上級者 = 1/5,000
平均的 アマチュア = 1/12,000 |
米国保険会社 (SCA Promotions) | 1/10,000〜1/15,000 (150 yards) |
米国ゴルフレジスター(U. S. Golf Register) | 1/33,000 |
アイルランド National Hole in One Club | 1/33,000 |
米国 Sports Illustrated 誌 | 1/45,000 |
水切りショットでホールインワンを出す確率を考察
1ラウンドでショートコースは4カ所。1/5000の確率を考えますと、
5000÷4=1250
1250回に1回ホールインワンが出るか出ないか、ということです。
年間100~200ラウンドするプロでも10年に1回出るか出ないかというイメージです。
アマチュアの場合、
50000÷4=12500
12500回ラウンドして1回出るかどうかです。
そんなにラウンドするアマチュアなんていませんよ。
それだけラウンドしたらプロになれると思います。
中島常幸さんのコメント
TBS「サンデーモーニング」に出演された中島常幸さん。
今回のジョン・ラームのホールインワンが紹介されたときにコメントされました。
「水切りショットでホールインワンしたのは今までなかったですからね。」
このコメントで独自の確率計算をしますと、
水切りホールインワン1回÷ゴルフ世界人口(6500万人)×4回/ラウンド
2億6千万分の1ですよ。
もう2度と見れない確率になりました。
ホールインワンの確率を推察した結果まとめ
今回の水切りショットでカップインしたホールインワンの確率は、プロが出すホールインワンの確率よりもさらに難しいと思います。
そうしますと、アマチュアが出すホールインワンの確率に近いことが推察され、ジョン・ラームは2度とこのようなホールインワンを出すことはないという見解となります。
とはいえ、奇跡は起こり得ますから、ジョン・ラームの更なる活躍に期待したいところです。
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